夜診外来の特徴は、3時間前後のごく短い勤務時間で終わる求人が多いことです。

 

夜診のみで稼ごうとすると難しいかもしれませんが、「忙しい合間を縫ってアルバイトを少しでも入れたい」と考える医師を中心に、応募者の多い求人です。

 

短時間アルバイトというと午前診もあげられますが、あえて夜診を選ぶメリットは、たとえば以下のようなものです。

  • 需要が高くなっている
  • 時間の都合がつけやすい
  • 忙しくても勤務しやすい
  • 帰宅が深夜になることが少ない

夜診は、もともと関西圏を中心に一部の地域でのみ見られる診療スタイルでした。

 

しかし、近年は日中に受診することが困難な社会人の需要に応えるように、首都圏など関西圏以外の地域でも夜診を取り入れる医療機関が増えてきました。

 

そのため、ある程度の都会であれば、どの地域でも求人が見つけやすくなっているのが嬉しいところです。

 

もちろん、夜診ならではの時間的なメリットも大きいでしょう。

 

午前診の場合、当日の朝まで日当直が入ってしまうと、上がり時間によっては、アルバイト先へ時間調整を相談せざるを得ないリスクがあります。

 

夜診であれば、出勤日の朝に当直明けがきても、休息をとったり学会準備などの用事を済ませてから出勤できるため、時間的な余裕が持てます。

 

勤務時間も早くて夕方17~18時ごろから、上がりは遅くとも22時ごろの求人が多く、深夜帰宅になることもありません。

 

このようにメリットが多く働きやすい夜診ですが、定期非常勤のアルバイトでしっかり稼げるのかが気になるところです。

 

実際の求人数や最高日給について、人気の医師専門の求人サイトで調べた結果をご紹介します。

 

スポット勤務の場合の報酬額もあわせて記載しているので、ぜひ参考程度にチェックしてみてください。

 

※使用したデータは2019年8月6日のものです。

 

医師バイトドットコム

 

求人件数:220件 最高日給 60,000円(非常勤)、60,000円(スポット)

 

 

医師向けの求人を探すなら、まずチェックすべきが大手の医師バイトドットコムです。

 

取り扱い求人数が多く、長年医療機関の経営コンサルティングも担ってきたことから、医療機関との条件交渉でも頼りになります。

 

求人の特徴として、「夕診・夜診」といいながら、朝から夜まで勤務のフルタイム求人が多い印象でした。

 

純粋な夜診のみで探してみると、最高日給は17時から19時までの2時間勤務で60,000円の求人があり、時給30,000円でした。

 

ポイントは、高い専門性を求める産婦人科や外科ではなく、一般内科での求人という点です。

 

1日の日勤や夜勤がおよそ100,000~120,000円前後を最高日給とすることを考慮すると、わずか2時間の夜勤で60,000円は効率の良い仕事ではないでしょうか。

 

スポット求人も同様に60,000円が最高でしたが、こちらは救急の求人で、救急専門医や同等の対応力を求められます。(ただし、1回あたり10,000円の救急手当あり)

 

求人数の多さを誇る医師バイトドットコムなら、多くの求人の中から好条件のものが見つかりやすいため、夜診でもしっかり稼げるチャンスがあります。

 

ちなみに、上がり時間は他と同じ21時や22時前後でも、16時ごろから勤務開始の求人もあったため、効率良く稼ぎたい方は勤務開始時間もチェックしましょう。

 

Dr.アルなび

 

求人件数:151件 最高日給 70,000円(非常勤)、70,000円(スポット)

 

 

Dr.アルなびも、医師バイトドットコム同様に求人数が比較的多い求人サイトです。

 

ごく短時間勤務の求人も多く、ニッチな需要に応えてくれるため、夜診など日勤フルタイム以外の求人を探している方にも最適です。

 

Dr.アルなびで夜診の定期非常勤アルバイト求人を探してみると、最高日給は夜間透析の70,000円でした。

 

ただし、こちらは勤務時間が16時~23時と7時間あり、実質の時給は10,000円です。

 

純粋な時給で見ると2番目の日給65,000円の案件が高く、時給換算すると22,000円程度でした。

 

医師バイトドットコムでも似たような求人(勤務時間が長い)があったことから、求人応募の際は時給換算して考えてみることをおすすめします。

 

スポット求人についても定期非常勤と似たような条件ものが多く、時給換算しても20,000円程度が最高条件でした。

 

マイナビDoctor

 

求人件数:118件 最高日給:57,000円(非常勤)、--円(スポット)

 

 

大手のリクルート会社による医師専門の求人サイト、マイナビDoctorは、リクルート関連で長年活躍してきただけあり、信頼度の高いサイトです。

 

最高日給は57,000円でしたが、時給換算すると12,000円程度になります。

 

サイトの特徴としては、他の求人サイトよりも募集する診療科が多様だった印象です。

 

一般内科や外科の募集が多い他サイトと比べると、眼科や小児科など専門性の高さを求める求人が多く見つかります。

 

特定の診療科で夜診の定期非常勤アルバイト求人を探したい方は、マイナビDoctorもぜひチェックしてみてください。

 

スポット求人に関しては、もともと求人情報自体を掲載していないため、比較不可能でした。

 

民間医局

 

求人件数:6件 最高日給:30,000円(非常勤)、60,000円(スポット)

 

 

民間医局は、僻地医療など地方の求人でニッチなものを取り扱うことが多く、他の求人サイトで見つからないような地域の求人情報が見つかります。

 

他サイトに比べると、民間医局は夜診の求人は少なく、また給与も3時間前後の勤務時間で30,000円程度が相場でした。

 

特徴的なのは、他サイトと違い、出来高制の夜診(放射線科の読影業務)も取り扱っているところです。

 

ごく短時間の求人を探している方や、ニッチな業務・地域で探している方は、他サイトと併用するつもりで民間医局を利用してみてはいかがでしょうか。

 

スポットは最高日給60,000円の案件もありますが、勤務時間が比較的長いものばかりでした。

 

中には時給換算で20,000円ほどの求人がある一方、終了時間が「受付患者終了まで」と日によって変動する求人もありました。

夜診の定期非常勤の求人でチェックすべきポイント

定期非常勤で夜診の求人を探す際は、勤務開始時間や終了時間以外もチェックして、後悔や祖語のないように注意しましょう。

 

夜診の定期非常勤に関する求人情報を専用サイトで見るときは、以下のポイントも必ず確認してください。

  • 開始時間と引継ぎ時間
  • 終了時間
  • おもな業務内容
  • 1日あたりの平均対応数
  • 時給に換算した場合の給与額

夜診といっても、実質的には『昼診療の延長で夜も担当』する場合と、『夕診の時間から勤務開始』する場合も含まれます。

 

そのため、午前診・午後診・夕診・夜診の大まかな区別だけではなく、厳密な開始時間を必ず確認しておきましょう。

 

午後診や夕診を担当した医師・スタッフとの引継ぎ時間も確認しておくと、どうしても遅れそうな日は、時間の融通をつけてもらいやすいかも分かります。

 

終了時間も、診療科によっては受付患者終了まで、あるいは1日分の読影ノルマが終わるまで、とあいまいな表現になっている求人もあるため、注意してください。

 

おもな業務内容や1日あたりの平均対応数も把握しておくと、応募の決め手となることがあります。

 

たとえば高い日給優先で救急の仕事を検討する場合、1日あたりの平均的な対応数を事前に知っておくと、採用後に「思ったよりキツい」と退職せずに済みます。

 

また、給料を優先するのであれば、日給だけではなく勤務時間とのバランスや、実質的な時給はいくらなのかを忘れずにチェックしましょう。

 

これらを事前に確認しておくことで、夜診でも短時間で効率良く稼ぐことが可能です。

 

参考サイト:
転職したい医師が登録すべき、おすすめのエージェントサイト5選
高額案件が見つかる!人気の医師バイト/非常勤求人サイト4選